Arts Calendar/column

アーツカレンダー<コラム>のページ


2004年8月

【コラム】

夏祭り

東京では浅草のサンバ・カーニバル、阿佐ヶ谷で七夕、高円寺で阿波踊りというあたりが割と「歴史」がある「よその」お祭りでしょうか。新しめのところでは、北海道のYOSAKOIソーランが有名で、今年、見つけたのでは、新宿のエイサー祭り、渋谷ではハワイアン・フェスティバルですって。YOSAKOIソーランは全国的に広がって、よさこい祭りの派生というより「ダンス・イベント」のひとつになっているようです。
お祭りが増えて賑やかに盛り上がるのはいいんですが、出身者が多いなど、ゆかりがあって始めたというばかりではないのが不思議です(ちょっとは調べようかと思ったのですが、あまりにたくさんのサイトに亘っているので諦めました)。ただ、「阿佐ヶ谷は盛り上がっていいなぁ、あっちが東北のお祭りならばこっちは四国で盛り上げよう!」と高円寺の商店街が阿波踊りを始めたのは信憑性のある話だということです。徳島と高円寺、同じ日に同じお祭りをやるんですけど、徳島出身の高円寺の住民はどうするんでしょうか?
こういう町にも、本当の歴史あるお祭りがあるはずですが、それに力を入れようとはしないのか?という思いもあります。例えば、(高円寺ばかりで申し訳ないですが)高円寺に徳島出身者が多く、帰省もままならないから、と始まったお祭りならば自然だと思うのです。それを他の住民も一緒に楽しもうというなら。でも、それよりも、異文化(?)のお祭りを開催して、住民ももちろん楽しむけど、商業的にお客さんを集めようというのが目的のひとつにあると、堤灯や太鼓の音にウキウキソワソワしてしまう祭り好きですが、お祭り当日は眉間にしわ寄せつつ、我慢、して歩いたりしています。

                          04/08/02 WADA

【コラム】

日傘

お昼休みにちょっと、というくらいの外出でも帽子や日傘がないと「大丈夫かな〜」と心配になります。日焼けが恐いというより、もう命にかかわるような日射しと熱い空気です。海や山の、紫外線はたっぷりあっても「栄養」も含まれているようなそれらと違って、都会では毒ガスと言っていいような気がします。お昼ご飯を食べに、5分歩くかどうかという距離でも日傘が欠かせません。照り返しもすごく強くて、ホントは首にエリザベス・カラーもつけたいくらいです(さらに防毒マスクも付けて新鮮な空気が吸えれば完璧!)。
銀座に通勤しているのですが、銀座は日傘率高し、です。暑さの実感のないビルの中から外を見た時、「雨っ?」と思ってしまうほど。お買い物の女性はほぼ全員使用。会社のお昼休みらしいOLさんたちも持ってる人は多い(自分含む)。特に暑い日は男性も雨傘を日傘代わりにさす人も見かけます。紫外線防止効果が高いのは黒や紺、というのが浸透して、濃い色の日傘が多いです。「雨?」と思うのは、このことも大きい。自分も黒を持ってるんだけど、どうも見た目が暑そうで体感温度を余計に上げている気もします。今年の新製品では、白などの色でも濃い色と変わらない効果があるということなので、少しは涼し気に白いレースなんかに買い替えようかなと思います。
やっぱり涼し気な日傘がいいと思うけど、日傘選びの高ポイントは晴雨兼用ということ。大丈夫と言われても、レースや薄手の日傘では突然の夕立ちに耐えられないのでは、と心配です。ヒートアイランド現象のとばっちりで、南国のスコールみたいな雨がよく降るので、本当に大丈夫だとしても、土砂降りに、レースのいかにも日傘で立ち向かうのは、なんかちょっとね、です。(レースの穴の部分は、絶対に防水きかないだろうし)

(エリザベス・カラー=英国の女王がしていたプリーツたっぷりの襟を思わせる、犬・猫用の傷なめ防止用の、エリマキトカゲみたいな首輪)

                          04/08/09 WADA

【コラム】

オリンピックの色

オリンピック始まりました。微妙な時差と高校野球、いつ寝ればいいんでしょうか。
競技よりも開会式を楽しみにしています。無理やりミュージカルやショーアップしない素朴な立体歴史絵巻おもしろかった。壁画やレリーフに描かれた、あの顔だちは地中海の人ならではなんだなぁと。白塗りするだけで古代ギリシャになるんですね。
さて、各国選手の入場行進でのユニフォームも大きな楽しみ。どんなのを着てるか、分けてみると民族衣装・スーツ・ジャージ。その中でもやっぱり民族衣装が一番かっこいい。選手も役員にも間違いなく似合うし、どんな気候の、文化の国なのか、わかりやすい。次に、スーツ。国旗の一色を取り入れたものと、普通にグレーや紺のものと。国旗の色だと着るには難しい色もあります。そういう色ならば、肌の色に合うように少しくすませたり、シャツやネクタイと合わせて鮮やかさをやわらげたり。国旗とは違う色だとしても、アフリカの人の肌に似合うグレー、北の国の肌に似合う紺、とその国の肌の色を映えさせる色を使っています。ジャージの色使いもそんな基準だと思います。女子選手がスーツの下に着てるのは、ドレープの入ったタンクトップやスリットの深いスカートにゴールドのチェーンベルトとか、レセプションの場にも充分着ていけるようなもの。
そんな中で、国民の失笑を買うことが使命、のようになっている日本。高田賢三は、日本の「キモノ」のイメージでヨーロッパに出た人だと思ってたんだけど。。。ユニクロが作るんだったら、何十色だか何百色だかを展開したフリースやTシャツの実績で、日本人に似合う色のユニフォームを、と思うんだけど。(競技用は真紅+漆黒やシンプルなロゴで日本らしいと言えば、らしい)日本人に似合わない色を集めたような花柄のパーカー、谷崎潤一郎がなんて言うか。
長野五輪の紋付袴を見た時は、やっていいんじゃん!と思ったんですけどね。ならば女子選手は振袖か?じゃなくてタカラヅカみたいに袴を着こなすのもアリだと思います。

                          04/08/16 WADA


無断転載禁止 掲載:アーク編集室

TOPpage