Arts Calendar/column

アーツカレンダー<コラム>のページ


2004年2月

大河ドラマ

始まって、まだ1カ月という段階ですが、今年もNHKの大河ドラマはいろいろ言われてますね。私は初回だけ見て、続いていません。三谷幸喜の脚本はいろいろ好きなのがありますが、「新選組!」は大河ドラマじゃないな〜と思っています。民放のドラマならいいんですけどね。
以前は、そういう契約だったのか、不文律だったのか、大河ドラマに主演する俳優はその年、CMも他のドラマにも出なかったように思います。そもそも、CMでコミカルなキャラクターを要求されるクラスの俳優が主演するドラマではなかった。大河ドラマはドラマとしての面白さもさることながら、俳優の重厚感も大切な要素だったと思うのです。テレビでは、大河ドラマでしか見られない俳優が出るのが大事な話題のひとつでした。そういう俳優自体が絶滅危惧種だし、今年の「新選組!」は、役柄そのものが若者主流だから、俳優に重厚感を求めるのは無理としても、毎日、様々な時間帯の番組・CMに、主演クラスのタレントがニカニカ笑って出てちゃ興醒めなわけです。
今年のように若手俳優が必要ならば、テレビ的には無名でも舞台で活躍してる俳優とか、国立劇場の養成所の研修生(出ちゃいけないの?)あたりが出てきてもおもしろいと思うんだけど。だって、大河ドラマの話をする時、「近藤勇がさ〜」ではなく「香取クン」、坂本竜馬ではなく「江口洋介が」なんていうふうに言われるのは、演技力ではなくてタレントの人気だけが頼りになってる現われのようなものです。ま、どのドラマでも役名ではなくて「キ××ク」としか認知されてないのも同じですけど。それなら、いっそ川本喜八郎や辻村ジュサブローの人形劇で大河ドラマをやってほしいなと思ったりもします。

                               04.02.02 WADA

【コラム】

星三百六十五夜

「星三百六十五夜」という本が愛読書になりそうです。まだひと通り読んだばかりですが、これは手許に置いて何度も読み返す本になるだろうと予感しています。365日、一日にひとつ、星にまつわる掌文が収められています。2月10日前後では、オリオン座に関する話がとても多い。漢詩や各国の神話、詩などからの引用も多く、筆者:野尻抱影氏の多岐に亘る知識の豊富さにも魅せられています。
もうひとつ冬の星座ではカシオペアを綴った日も多く、日本各地でのこの星座の様々な呼び名も紹介されています。W型を漁師たちは錨星と呼ぶ、とか。それを目で確かめたくて夜空を見上げてみても、はっきりと見分けられるのは、オリオン座だけ。家の周りも駅からの帰り道も、明るい看板・街灯が多く地平線に近い(そもそも地平線が見えないけど)低い星はまったく見えず。それでもなんとか何か知らない星を見つけようと真上を見上げながら歩いては、ガードレールに激突しています。天頂に近いオリオン座と北極星くらいしか見えなくて、「押しつぶされそうな天の川」なんて見てみたいものと溜め息をついています。
そして、この本で初めて知った「黄道光」。いわゆるトワイライト・タイムの西の空に、金色に輝く帯が見えるらしいのです。太陽系の中のチリが太陽に照らされて光って見えるのだそうです。「黄道光」とネットで検索すると写真がかなり見つかります。「黄道光」というものとは知らずに「なんだか今日は黄色いぞ」と思いながら見たことがあるような。沈んだ太陽のしっぽが地平線からはみだしているような、星雲のようにも見える淡い光の帯です。春分の日から1週間ほどが、見えやすい時季とのことです。

                               04.02.09 WADA

【コラム】

プードル

毛糸で作ったボンボンを乗せたようなプードルをすっかり見なくなりました。テディベア・カットに着替えたプードルは、ひと回り大きくなったように見えます。愛玩犬として、自分で歩くより抱かれているほうが似合うようなプードルはトイ・プードルという種類で、ほんもの(?)のプードル(スタンダード・プードル)は、実は体重25キロ程のかなり大きな犬だったりします。
もうだいぶ前のことになりますが、横浜の元町で。ゴールデンレトリーバーやボルゾイ、グレートピレネーズだのと大型犬を連れている人も多く見かける日でした。そういう犬は飼い主がお店に入っている間は、外で愛想を振りまきつつお行儀よく待っています。道行く人も、バンダナでお洒落したゴールデンには気軽に声を掛けたり、かまってみたりと和やかな空気でした。そんな中、きちんとおすわりして飼い主を待っているのに、誰も触ろうとしないばかりか、黙って遠巻きにただ見られているだけの犬がいました。それが、でっかい「プードル」でした。トイ・プードルと同じようにカットされた白いプードル。ピンク色に透ける地肌が生々しく、七五三用のフリルいっぱいのドレスを無理やり着たおじさんみたいで、なんとも…。犬と見れば誰もが反射的に「可愛い!」と言ってしまうような雰囲気が元町にいっぱいに漂っていたのに、出かかった言葉を思わず飲み込んで、びっくりして見つめるだけ。後にも先にも大きな毛糸玉プードルを見たのは、その一度きり。プードルのほうも居心地悪そうで、「私はこういうの嫌だったんだけど、飼い主が無理やりに!」と泣き出しそうな顔でした。プードルの顔は鼻がとんがっているから、可愛いより本当は精悍なタイプの犬種なんでしょうね。あの毛糸玉カット(コンチネンタル・クリップと言うらしい)も狩猟のために考案されたのが、もともとだそうです。

                               04.02.16 WADA

【コラム】

新機種

ふつふつ、ふつふつと、携帯電話を買い替えたいな〜という思いが沸き上がっています。今のは、使い始めてそろそろ1年になるので、機種変更しても無駄にはならない時だし。TVや雑誌で、新しいモデルを見るとやっぱり新しいものが欲しくなってしまいます。私だけでなく、購買意欲をそそられている人は多いと思います。といっても、この頃は携帯電話市場は頭打ち状態だとか。斬新なモデルが出た一時期は、そのモデルの売り上げが伸びるのですが、純粋な新規契約はもう大幅な伸びはなく、既存の契約が各キャリア間で行き来してるだけだそうです。
あれ欲しい、これがいい、と言っても、実際にはキャリアを変えるのは面倒。今までの携帯電話に入っていた電話番号などのデータを移したり、電話番号やメールアドレスの変更を友人たちに連絡することを考えるとやっぱり機種変更にしておこうと諦めます。
それにしても、すべてのモデルが、どのキャリアでも使えるというふうにはならないものでしょうか?技術的には無理なことではないと思うんだけど。それと、買うと決める前に(決めるために!)、自動車の試乗みたいに、短期間の試用もできるといいですよね。見た目と「これができる!新しい!」という謳い文句だけで買ってしまい、マニュアルを開いてみると当たり前と思っていた機能がなかったり、これだけのことがなんでこんなに難しいんだということもよくあります。これは、携帯電話に限らず、電機製品一般について思っています。

                               04.02.23 WADA


無断転載禁止 掲載:アーク編集室

TOPpage