こぐれ日録 KOGURE Diary 2017年5/15〜5/21


こぐれ日録1058 2017年5/15〜5/21A

5/15(月)

帰って、映画の『ロミオ&ジュリエット』。現代のベローニャ。マフィアだし、下品な感じがちょっと引く。あと、ディカプリオはいいなと思うけど、ジュリエット役さんが普通すぎるかもなあ。でも、授業としては、うまく使えそうとかは思う。

バズ・ラーマン『ロミオ+ジュリエット』(1996年、120分、20世紀フォックス。原題: Romeo + Juliet)
レオナルド・ディカプリオ
クレア・デーンズ
ジョン・レグイザモ
<ヴェローナ・ビーチで最も権力のある二大マフィア、モンタギュー家とキャピュレット家は毎度のこと抗争が絶えず、街を巻き込む銃撃戦が絶えなかった。
そんな中、モンタギュー家の一人息子ロミオはロザラインという女性に思いを馳せていた。一方でキャピュレット家の一人娘ジュリエットは親が決めた相手との縁談を間近に控えていた。そんな中、ロミオは敵対するキャピュレット家でパーティーがあると聞きつけた親友マキューシオに誘われ、仮装してパーティーに乗り込み、そこで出会ったジュリエットに一目惚れをする。
この時までロミオはあのキャピュレット家の娘、ジュリエットであると知らず、真実を知りショックを受ける。しかし、想いを断ち切れないロミオは引き留めるマキューシオを振り切り、パーティー後キャピュレット家に行き、ジュリエットに愛の告白をする。二人は相思相愛となるが、この二人の恋が、両家の争いに大きな変化を与えることとなる。>

3つのゼミ。
2回生には、進路についてアンケートをしてみる。どうも、公務員志望がそんなに多くないように思うからだが、やってみると、わかったのは、いままでよりも下宿生が多いということ。石川県出身が2名、福井県、岐阜県、長野県・・・

3回生では、3つのグループが作った申請書について、良い点と改善点を出し合う。こういうアクティブな授業、久しぶり。
4回生では、他のゼミでは卒業研究の発表をしているということで、すこし課題を出しておく。でも、6月には公務員試験があるというし、それぞれのステージをまずは観ておくことかも。

ということで、近大でまずは使いたい70分の演劇ソフトを試してみる。ただ、4回生の就活中の学生には早すぎたか。でも、一つのリアルがフィクショナリーのなかで見つけられるはずなのだが。渡邉源四郎商店第25公演/なべげん日曜劇場『俺の屍を越えていけ』(作・演出:畑澤聖悟、2016.10)。二度目に観たが、細かいところでの工夫がまた分かって私が夢中で観ていたのが実際かも。


5/16(火)

由良部正美さんの京都舞踏館での公演、2月にお誘いがあったのに、インフルエンザで行けなかったので、ようやく拝見できた。
由良部さんの舞踏、変わらないなあと思った部分と、ここでソロをすることで、舞踏の真髄を無記名で見せておくというような組み合わせもあり、これは、外国人中心のステージということもあって、ちょっと日本代表ぽい舞踏を見せようという意欲なのかとも思った。

でも、日本人にも普通に観てほしいものだし、はじめの鐘の呼応とか、照明の工夫(水の輪のような)とか、意外と照明や音響にも工夫がいろいろあった。
43分ぐらいだったか。そのあと、外国の人からの質問時間も少しあって、俳優志望の若者とか、こんど来た時はドキュメンタリーを取りたいと申し出る女性など熱心にアフタートークをやっている姿にも好感を持った。ワキの稲垣三輪子さん(お能的な舞台だからワキなのだろう)が、ずっと一点を観ていて、目ではなく身体で由良部さんを感じている姿もとても興味深かった。

KYOTO舞踏館上演作品 「 黄泉の花」 作・舞踏/由良部正美 ワキ/稲垣三輪子
2017年5月より毎週火曜日開催 18:00- / 20:00- 上演時間 約50分・1日2回公演 ※それぞれ公演時間の20分前より受付開始・開場
料金 一 般 3,000円 学生 2,500円 ※未就学児入場不可
客席数 各公演 限定8席 ※座席は指定席ではありません
http://www.butohkan.jp/p_02.html より
<私達は、太古から花に魅せられてきました。
祭礼や葬送、式典等、思いの深い場には常に花が添えられてきました。
その儚く散っていく命、つかの間の開花、つまりは儚い美の中に、私たちは時間を超えた世界を感じてきたのでしょう。
この時間を超えた世界を、日本では黄泉(よみ)という言葉で表してきました。
それは、黄泉がえり(甦り)の場でもあります。
死者も住むという黄泉の国は、どこか隔絶した世界にあるのではなく、最も身近にあります。
例えば、眠りの内に、また、言葉の奥に。
私達は、毎夜毎夜、眠りの中で黄泉の国に生き、そして、そこから新たな息吹と共に、帰ってきます。
私達のカラダとは、皮膚の中に孤立した島のようなものではなく、時間も超えた大海原と共にあるものではないでしょうか。
黄泉の息吹が咲かせる花なのではないでしょうか。
舞踏とは、このことの表現だと私は思っています。
カラダで何かを表現することではなく、このカラダ自身が、途方もなく奇跡の花なのだと感じていくことなのです。
観ているあなた自身のカラダとともに。
  2017年春 由良部正美 >


5/17(水)

2限目、イベントデザイン演習。
グループ学習をしたあとだったので、土佐南国よさこい祭りのドキュメントを観た後の記述がいままでと一味違っていた。今日もグループ学習ではないが、回答するものを作ったりそれなりに工夫したつもり。

バスを降りるときピタパがなかなか見つからず、ちょっと情けなかった。入れたと思った場所が違っていたからだったが。

校務が終わって椥辻駅そばまで降りたところで、金曜日1限目の行政学ペーパー、準備をちゃんとしていなかったことに気づく。タクシーを数分待ったが来ない。まあ、明日、近大が終わったら夕方に出かけて作るしかないとか思って帰る。
時事問題の部分は京都新聞のスクラップで作ったので、明日はそんなに時間はかからない。でも、守衛室から印刷室の鍵を借りるという一手間あり。

帰って、仮名手本忠臣蔵の通し狂言のうち、いままでちゃんと観なかった「下馬先進物の段」「腰元おかる文使いの段」(わー、おかるが大胆に早野勘平の袴の裾から・・・)「殿中刃傷(でんちゅうにんじょう)の段」「裏門の段」を楽しむ。
若い吉田簑助のおかる、学生たちに見せたいなあとしみじみ思いつつ。


5/18(木)

近大で授業2つ。
動画で、伝統芸能と演芸を見せる後半。工夫をして、カラー写真で、8つの種類を見分けるというペーパーを使う(これに時間をかけていて、明日の行政学のペーパーが途中のまま失念してしまったなのだけれど。

雅楽(管絃と舞楽)、能楽(能と狂言)、文楽(人形浄瑠璃の一つの完成形)、歌舞伎。
そして、演芸(芸能)から、講談、落語、浪曲。
浪曲は、春野恵子さんの映像があるので伝わりやすいのだが、講談がなかなかに難儀。ニュースで講談師(講釈師)は全国で80人ぐらいだということ。それほど少ないのか・・・旭堂南湖さんの難波戦記の映像を今年ははじめて活用。ただ、どこをうまく使うのかは今後の課題なり。

落語は、桂枝雀さん。亡くなってからもう18年・・・ということは、学生が生まれた前後・・1939年8月13日 - 1999年4月19日。

京都橘大学へ。明日の資料を作り、来週の近大の資料の構想・・・

加計学園の話を明日少ししておくことも大事かな、行政学研究の時事問題として。


5/19(金)

1限目終わって10:48発の山科駅バスに間に合い、ゆっくりと日本橋へ。
『第89回 上方演芸特選会』。
うちの卒業生で、お茶子をしている姿は時々見かける(桂米二門下)桂二葉(によう)さんのソプラノ落語を初めて遭遇。
なんだか、落語の主人公がおちゃめな少女のようになってしまうかと思ったが、きちんと「子ほめ」(もちろん、上方バージョン)をやっていた。

国立文楽劇場寄席『第89回 上方演芸特選会』 13:00〜15:35。仲入10分。高齢者が多いので男トイレも列。
国立文楽劇場小ホール(3階、159席、すこ〜しだけ空席。空席以外は満席と出丸さん)
[落 語]桂 二葉(17日・19日)
  桂 治門(18日)/桂 三語(20日)
[漫 才]ひこーき雲・・・38歳と36歳。外国人が定員の居酒屋。若干気になる設定ではあったかも。
[浪 曲]春野 恵子・・・「神田松五郎」(曲師:一風亭初月)
[漫 才]三吾・美ユル・・・親子だと言う。確かに美ユルの方が三吾よりも背が高いが顔がそっくり。自分のお母さん、三吾の妻が出て来る下りとか、最後の披露宴での司会と挨拶などなかなかに巧み。自分のお父さんをいじるという芸って珍しいかも。
  ― 仲 入 ―
[落 語]桂 出丸・・・「替わり目」だろうなとあとで気づく。ほんとによく聴く酔っぱらいの題目でかつとても耳が痛いというもの。でも、帰り、まだまだ暑い夕日を浴びながら、純米酒200ccしてしまったので、影響は大きかったw
[太神楽]豊来家 幸輝・・・地味なのに難しい。確かにそうだなあ、だいかぐら。茶碗に急須。傘に毬。伝統曲芸を集めたステージもみたいなと思う。水芸とかも。
[浪 曲]天中軒 雲月・・・五代目。名古屋在住。さすがの30分。やはり、低音の迫力と余裕。二葉ちゃんもすこしずつ低くなるかもなあ。小林寿太郎が干されていたといきに、魚平さんが出世払いで弁当を届け続けたお話。奥方は病気で病の床という設定。よくある結末なのに十分に聞かせてしまうのがすごいことなり。
<国立文楽劇場は、大阪府大阪市中央区にある劇場。1984年に開館した。文楽劇場と小ホールといった2つの劇場と展示室などが併設されている。大ホールでは、人形浄瑠璃や文楽の公演、演劇、舞踊などがおこなわれている。小ホールでは、奇数月に落語、漫才、浪曲などの興行である上方演芸特選会が開催される。展示室では、芸能資料の閲覧室や文楽人形、三味線などを集めて展示もしている。伝統芸能を支える場として幅広く利用されている。>
文楽劇場 753席
小ホール 159席

<5代目 天中軒 雲月(てんちゅうけん うんげつ、1953年(昭和28年)11月25日 - )は、岐阜県出身の浪曲師。一般社団法人日本浪曲協会会員。公益社団法人浪曲親友協会理事。定紋は『上がり藤』。本名、福本幸代(ふくもと さちよ)(旧姓、内藤)。
1968年2月に名古屋中日劇場にて、4代目天中軒雲月に入門し月子、1969年に「若き日の小村寿太郎」で初舞台。後に独立。1981年9月に名古屋御園座「東西顔見世豪華浪曲名人大会」にて真打昇進披露。2009年8月10日に5代目天中軒雲月襲名。2011年大阪府知事表彰。
古典演目として『忠臣蔵外伝』『佐倉義民伝』『決戦巌流島』ほか。>


5/20(土)

13時からの韓国編(『ツレがウヨになりまして』)を楽しんだあと、丸太町の共産党事務所へ。しんぶん赤旗日曜版210円、自動販売機。21日づけで、小泉今日子さんの記事の下にはなの『AZUL』の紹介もあったと教えてもらったからだ。
赤旗らしい紹介もあって<ポルトガルのカーネーション革命(1974年)で歌われた「グランドラ・ヴィラ・モレーナ」も聞きどころ>とあって、6/3の池袋、京都(6/24),名古屋(6/25)も紹介されている。

タクシーで御池へ。
蔵丘洞画廊。『美の在処−今井麗・オーガフミヒロ・吉田友幸−』。
『AZUL』の美術を担っていただいたオーガフミヒロが参加する3人展。みんな同じ程度の大きさの絵画を心地よいリズムで展示されていて、軽やかな日常世界への眼差し(吉田友幸)、エッチングのように物静かで深い思索(吉田友幸)、そして青、あるいは赤に彩られた鳥が顔を出す夢世界(オーガフミヒロ)が三人三様に展開されていて心地よいギャラリーでのひととき。


さて、13時と18時からの観劇について。
第24次笑の内閣『日・韓・米・春のツレウヨまつり』アトリエ劇研、110分。作・演出:高間響。3回目だな、観たのが。 2017年5月17日(水)〜2017年5月29日(月)・・・なかなかのロングラン、挑戦的で素晴らしい事。
どうしても、アメリカ編は日程が合わず。高間さんからも観てほしいと言われたのだけれど、残念。客層が京都大阪の小劇場系では見られないタイプの人たちだなといつも思う。大昔、ザ・スズナリで大人計画の公演を観た時に感じたことを思い出す。

韓国に置き換えると北朝鮮との関係が出てきて、三角関係のようになるのが面白い。金日成のこととかいろいろな噂があったなと懐かしい。一番初めの国歌って、韓国のそれだろうと思いつつ、ひょっとして北朝鮮のものかも。日本刀でないとちょっとビジュアル的に難しいとかあれこれ日本編を観た後は思ったが、韓国で公演したという日本編の韓国でのDVDがあれば観てみたい。

日本編では森友幼稚園の音声をスマホに使ったり、いまの政治ネタがうまく使われていた。土肥希理子さんという女性の歌は安定していて、ほっとする。

https://t.livepocket.jp/t/tsureuyofes
◎韓国編
ダメ男好きな私…九鬼そねみ
ネトウヨになるツレ…篠原涼
心配性なパパ…諸江翔大朗  
優しいパパの部下…チェサン 
左翼のゼミの教授…福原由惟 
ツレの先輩のネトウヨ…髭だるマン
  お馬鹿なゼミ友…黄木たこよ 
ゼミ友のバイト先の店長…丸山交通公園
◎日本編
ダメ男好きな私…土肥希理子
ネトウヨになるツレ…池川タカキヨ
心配性なパパ…松田裕一郎
優しいパパの部下…由良真介
左翼のゼミの教授…高瀬川すてら
ツレの先輩のネトウヨ…髭だるマン
お馬鹿なゼミ友…しらとりまな
ゼミ友のバイト先の店長…高間響

5/21(日)

10時からNPO法人わくわくで、めくるめく紙芝居の時間。
障害者の居場所づくりという言い方で、2回生ゼミ生を誘おうかと思いつつ、なかなかうまくはいかない。でも、来ると楽しいって思うはずなんだが。
今日は、事務所になぜかギターがあって、それをもってエアぽくしていると、Fさんがみんなで描こうということになって、ずっとギターを適当に音を出していて、それにまったく合わせられずに、でも黒の舟唄とか歌ってみる。いかに音痴かがよく分かるんだが。
TくんにNくん、Fさん、ありがとうね。


去年11月に録画でラウール・ウォルシュ『白熱』(1949)を観て買っていたDVDだっただろうと思うが、ひょっとしたら、ジェーン・ワイマン繋がりだったのかも知れない。

西部劇だが、派手な打ち合いはちょっとだけ。ストーリー展開でぐいぐい見せてくれる。表の顔を裏の顔。偽装結婚なのか、たんなる重婚か。
主人公自体、前科があるようなないような、強いのか臆病なのか、途中まで分からないけれど、なんとか迷路にはいかせないで見せてくれる。うまいテンポだなあ・・
途中で音声が小さくなったような気がするが、古いので仕方がない。駅馬車が走り、強盗が襲うようなシーンになると同じテーマ音楽が繰り返しでてきてニヤニヤしてしまう。

ラウール・ウォルシュ『高原児』(1947年、99分、ワーナー・ブラザーズ  Cheyenne)
James_Wylie デニス・モーガン
Ann_Kincaid ジェーン・ワイマン
Emily_Carson ジャニス・ペイジ
http://movie.walkerplus.com/mv3152/
<「恋愛手帖」のデニス・モーガンと「失われた週末」のジェーン・ワイマンが「ハリウッド玉手箱」のジャニス・ペイジと共に主演する1947年作品及び「シエラ・マドレの宝」のブルース・ベネットで「いちごブロンド」「鉄腕ジム」のラオール・ウォールシュが監督したもの。原作はボール・I・ウェルマンで、アラン・ルメイとテームズ・ウィリアムソンが協力脚色した。助演は、「カンサス騎兵隊」のアラン・ヘール、「栄光の都」のアーサー・ケネディ、ジョン・リッジリー、バートン・マクレーンのほか、かつての西部劇スタァ、トム・タイラー、ボブ・スティール等の面々で、撮影は「我が心の歌(1942)」のシド・ヒコックスが指揮し、音楽はマックス・スタイナーが作曲した。>


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