こぐれ日録 KOGURE Diary 2017年2/13〜2/19


こぐれ日録1045 2017年2/13〜2/19A

2/13(月)

大学に行き、両課長と話す。
春休みにすこし学生部のこれからを考える必要あるなあ。
あと、自分がしてきた各地域との仕事の引き継ぎの仕方も。

帰って録画していた映画を楽しむ。トーマス・アルフレッドソン『裏切りのサーカス』。
確かに、回想シーンが挟まるので、わかりづらいところもあるが、筋書きは二重スパイ(もぐら)は誰(たち)なのか、ということなので、それはスッキリしている。
あとは、不倫とかゲイとかの味付け。一番興味深かったのは、主人公スマイリー(ゲイリー・オールドマン)の水泳。温泉ナンダロウか?

トーマス・アルフレッドソン『裏切りのサーカス』(2011年、128分、Tinker Tailor Soldier Spy)
<イギリス・フランス・ドイツ合作のスパイ映画。ジョン・ル・カレの1974年の小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を、ブリジット・オコナーとピーター・ストローハンが脚本化し、トーマス・アルフレッドソンが監督した作品である。主人公のジョージ・スマイリー(英語版)をゲイリー・オールドマンが演じ、コリン・ファース、トム・ハーディ、ジョン・ハート、トビー・ジョーンズ、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ、キーラン・ハインズらが共演する。>

参考
『裏切りのサーカス レビュー!&軽く解説(全くわからなかった人用)』
http://ameblo.jp/vivalavida330/entry-12020740721.html


2/14(火)

帰って観た録画していた映画。
マイク・ニコルズ『心の旅』(1991年、106分、パラマウント映画。REGARDING HENRY)
< ヘンリー・ターナーは、ニューヨーク屈指のエリート弁護士。今日も大病院の失態の責任を救うと、訴えていた患者を後に裁判所を出た。家では毎日仕事で奔走する為、妻や娘と余り接点を持っていない。そんなある日、彼はタバコを切らしたために深夜ストアに行き、そこで偶然居合わせた強盗に撃たれてしまう……。凶弾により記憶を失ったエリート弁護士が、家族などのふれあいの中、立ち直っていく姿を描いたヒューマン・ドラマ。>
ハリソン・フォード/アネット・ベニング/ミッキー・アレン/ドナルド・モファット/レベッカ・ミラー

マイク・ニコルズ監督もなかなかいいなと思った。妻のアネット・ベニングさん、結構観ている。「アメリカン・ビューティ」に「バグジー」・・・
レベッカ・ミラーの知的な美しさにも注目。

手帳を研究室に忘れたので、大学に行き、ふと、豊中市のホールを観るついでに話題の「瑞穂の國記念小學院」建設現場も眺めた。野田中央公園の隣で、前は野田中央第2公園も工事していて土を掘り返していた。埋設物もあったのかもなあ・・・その向こうとなりが大阪音大。手前に豊中市立野田小学校や中学校。野田小学校という名前の小学校って全国に結構あるんだろうな。市民自主管理の道や公園が多い。

曽根駅は降りたことが結構あったが庄内駅は初めて。梅田から近くてそれでいて庶民的な商店街。大衆劇場もあって楽しいまち歩きだった。ラーメン烈火は山形づくし。庄内盆地に行かねばとまた思う。


2/15(水)

大学で打ち合わせ。個人研究費の整理。
帰ってDVDで映画鑑賞。この前「リプリー」を観たので、その流れ。
ハープシコードの演奏とかなかなかにおしゃれ。イタリアだと額縁屋さんという仕事も結構成立するんだなとか、贋作商売とかアーツがらみのところなどけっこう楽しめた。

ただ、ほとんど独立していて、同じ原作でヴィム・ヴェンダース監督の『アメリカの友人』があると知って、多分観た気がするのに思い出せない。

リリアーナ・カヴァーニ『リプリーズ・ゲーム』(2003年、110分)
<パトリシア・ハイスミスの1974年の小説『アメリカの友人(原題:Ripley's Game)』を原作とした、2002年のイタリア・イギリス・アメリカ合作のサスペンス映画。2002年9月2日にヴェネツィア国際映画祭で初公開された。同一原作の映画化作品としては、西ドイツ・フランス合作の1977年の映画『アメリカの友人』がある(監督:ヴィム・ヴェンダース、主演:デニス・ホッパー)。>
トム・リプリー - ジョン・マルコヴィッチ
ジョナサン・トレヴァニー - ダグレイ・スコット
リーヴス - レイ・ウィンストン
サラ・トレヴァニー - レナ・ヘディ
ルイーザ・ハラーリ - キアラ・カゼッリ

参考
リプリーズ・ゲーム@映画The Gothic http://www.the-gothic.com/html/movies/movies_119_ripleys_game.html

それにしても豊中市の国有地売却の事案はいろいろ考えさせられる。
幼稚園に続いて、保育所でも国旗国歌に親しむようにするという保育所保育指針の2018年度からの政策もなんだか絡むし。

これまでの整理はこれが分かりやすい記事かも。
森友学園「国有地9割引」疑惑 首相夫人が名誉校長の神道小学校の土地取引に次々と浮かぶ疑問点 土地を購入した森友学園には、安倍政権の関係者や、改憲運動を目指す保守団体「日本会議」が関わっている。なぜ、割り引かれたのか。なぜ、非公表だったのか。
posted on 2017/02/16 06:00
https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/what-is-mizuhonokuni4?utm_term=.vk1R9jW29#.gm30YrP3Y

2017年 02月 14日 20:55 JST ロイター
保育所でも国旗国歌、厚労省
http://jp.reuters.com/article/idJP2017021401001796
<厚生労働省は14日、保育所の運営指針について、2018年度からの改定案を公表し、3歳以上の幼児を対象に、国旗と国歌に「親しむ」と初めて明記した。
 文部科学省が同日公表した幼稚園の教育要領見直し案にも同様の趣旨が盛り込まれた。ただ、保育所は学校教育法に基づく施設ではなく、保護者から幼児を預かる福祉施設であることから、専門家からは「過度の押し付けになってはならない」との懸念も出ている。パブリックコメント(意見公募)を実施、周知期間を経て、18年4月に施行する。指針は「保育所保育指針」との名称で、私立も対象。現行指針には、国旗や国歌に関する記述はない。>


2/16(木)

帰って録画した番組を見る。知的障害者の自立支援のためのグループホームのことなど、よく、めくるめく紙芝居のときに聞くので興味深い番組だった。

NEXT 未来のために 「この町で生きる〜障害者福祉をめぐる模索〜」
<知的障害者など37名が入所する「のぞみの郷(さと)・高社」(長野県)。「社会と分断された障害者福祉を根本から見直すべきだ」と考え、今後3年を目標に施設を解体することを決断した。しかし、地域で唯一の施設がなくなることに家族や地域住民は戸惑いを隠せない。「受け皿がなくなる」「周りとのトラブルを避けるには施設は必要だ」などの声があがっている。「共生社会」は実現されるのか。施設解体をめぐる葛藤を見つめる。>
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017075905SC000/index.html?capid=nol_4_P3356

10時から山科区民まちづくり会議。
区民実感アンケートと客観指標について。
刑法犯認知件数がずいぶんこの5年間で減少していて、11行政区のうちでも少ない方なのだそうだ。
アンケートについては、早速HPで公表されている。
京都市山科区役所:「第2期山科区基本計画」等に関する区民アンケートの結果について http://www.city.kyoto.lg.jp/yamasina/page/0000215061.html
12時から学生部委員会。
13時半からインターンシップ推進委員会(仮称)準備会。
途中で抜け出して部長会。
16時から大学評議会。17時半から学部教授会。


2/17(金)

のんびり。雨が降ったりやんだり。
一乗寺へ。ラーメン店が多いと聞いていたが、はじめてその様子を見る。
高安というところに並んで入ってみる。カレー味の唐揚げが特にいっぱいでびっくり。
夜の体重測定、やはり増加していた。まあ、美味しかったから仕方がないか。

恵文社一乗寺店に入ったり、つばめでコーヒーを飲んだり。パン屋さんでもすこしパンを購入。
18時からのコンソーシアムでの会議。今日で最後となる。

渡辺裕『歌う国民―唱歌、校歌、うたごえ―』(中公新書、2010年)を読み終える。
コミュニティ・ソングという言葉が特に興味深い。
「唱歌」は「文部省唱歌」という固有名詞かと思ったら、鉄道唱歌とか夏季衛生唱歌、郵便貯金唱歌、各種地理唱歌などもあるので、普通名詞なのだと気づく。
幼稚園教育要綱案と保育所保育指針案(どちらもパブコメ中、保育所は3歳以上)でも、新しく、環境のところで、「? 文化や伝統に親しむ際には、正月や節句など我が国の伝統的な行事、国歌、唱歌、わらべうたや我が国の伝統的な遊びに親しんだり、異なる文化に触れる活動に親しんだりすることを通じて、社会とのつながりの意識や国際理解の意識の芽生えなどが養われるようにすること」と提案されていて、「唱歌」って過去の言葉ではないことに気付かされる。

なお、「幼稚園内外で国旗に親しむ」というのは現行ですでに入っていて、2018年度からの保育所保育指針案でも、同様に「保育所内外で国旗に親しむ」が案として提案されているところだ。

この動きといま話題になりつつある森友学園の塚本幼稚園の教育は幼稚園教育要綱案を先取りしている面もあるのかも知れない。ただここには「異なる文化に触れる活動」があるのかどうかは分からないが。

参考
http://www.chuko.co.jp/shinsho/2010/09/102075.html
<日本人の心の原風景として語られることの多い唱歌だが、納税や郵便貯金、梅雨時の衛生などの唱歌がさかんに作られた時期がある。これらは、ただひたすらに近代化をめざす政府から押しつけられた音楽でもあった。だが、それさえも換骨奪胎してしまう日本人から、歌が聞こえなくなることはなかったのである。唱歌の時代から「うたごえ」そして現代までをたどる、推理小説を読むような興奮あふれる、もう一つの近代史。芸術選奨文部科学大臣賞受賞。>


2/18(土)

中之島で会議をして、京阪でなにわ橋下車、北浜から長堀橋からウイングフィールドへ。これはかなり近くて、すき家で肉丼食べる余裕すらあった。

南船北馬『赤い靴はいて』作・演出:棚瀬美幸。19時すぎから20時20分まで。
子供たちの歌声がBGM、舞台では自分の娘時代を思い出すところとつながっているのだろう。

緩やかにカーブする階段が印象的。奥にも階段があって赤いハイヒールの靴に照明が当たる。5階の受付にもあったな。
ここが、家の階段にも特別養護老人ホームの階段にもなる。あと中学校の階段にもなるな。
タッパがないのでちょっと照明に当たらないかなと心配になったけれど。
激しい言い争いが数か所あっていつもよりもぐさりとくるお芝居だった。本音がするりと出るのは、実はなかなかないので40前後の女性5名が色々に生きもがく姿が日常以上にくっきり浮かび上がる。
教師の子供の不登校という現実。ミュージカルアニーを教える音楽教師。いまどきの学校の警備と風紀。
マフラーの忘れ物と過去のマフラー隠しの対照。姉と妹が母と父との愛情関係でも交差する。
いまたまたま、津島佑子『黙市(だんまりいち)』という短編集を読んでいて、こちらは静かな文体だが中身はかなりどろどろしていて、どこかつながるようにも思えたりする。

桂ゆめ(俳優座):姉・・・母が家を出て9年間夜泣いていたと妹。母が付き合っていた男に特老で出会いカッとなる。
木下菜穂子:妹・・・認知症になった母の面倒を姉より見ているが、以前は父だけに愛されていた。階段でのおままごとの辛い思い出。
上島よう子(本若) :音楽教師森口・・・高山と同じ中学を出ていて同窓会あり。独身。中学時代の自分とは違って自己肯定感あり。
高橋映美子:国語教師須田・・・義理の母の認知症でのトラブル、子供の不登校。
武田暁:派遣社員高山・・・登場から大変な感じ。猫4匹。舞台にはいない「お母さんとの関係」が5名ともキーだが、猫もまた大変な目に。

演劇ユニット:南船北馬「赤い靴はいて」 アラフォー女性描く三つの物語 - 毎日新聞 2017/02/09
http://mainichi.jp/articles/20170209/ddf/012/200/012000c
< 大阪の劇作家・演出家、棚瀬美幸の演劇ユニット「南船北馬」が、アラフォー女性の今を描く新作「赤い靴はいて」(棚瀬作・演出)を17〜19日、大阪・ウイングフィールドで上演する。
 舞台中央の階段のセットを、民家、学校、老人ホームの階段に見立て、母の介護で実家に帰ってきた姉妹▽仕事に熱中してきた独身女性教師と家族問題に悩む女性教師▽母親をホームに託しに来た女性−−の三つの物語を展開させる。
 「赤い靴」はアンデルセンの童話からとった。棚瀬は「赤い靴は、一度足を入れたが最後、満たされないと知りながら求め続けるしかないもの。40歳前後の女性がそれぞれの『赤い靴』を自覚していく姿を描きたい」と言う。4回公演。>

2/19(日)

第10回京都・文化ベンチャーコンペティション最終審査(公開プレゼンテーション)と表彰式、交流会無事終了。大体、以下の予定通りだった。
京都マラソンがあるので松ヶ崎周辺もちょっといつもとは違う様子だった。

「不便益」の川上浩司先生の話も後半聞けて興味深かった。入ると「アフォーダンス」の話。そこからずいぶん変わっていくのねえ。
芸術ってまさしく「不便」「余白」の益かも知れない。

10回になりましたねえと副知事とも話す。昔よりも自分にこの企画が近くなってきて、学生も5名来たがかなり興味深いと思っているようで良かった。

http://kyotobunka-v.net/?p=834
<日時:平成29年2月19日(日)
最終審査(公開プレゼンテーション)午前11時〜12時10分、12時50分〜16時
講演会 午後4時30分〜午後6時
授賞式 午後6時15分〜午後7時10分
会場:京都工芸繊維大学創立60周年記念館
(京都市営地下鉄「松ヶ崎駅」下車徒歩約10分)※会場には駐車場がありませんので、公共交通機関を御利用ください。https://www.kit.ac.jp/uni_index/access/

※最終審査スケジュール(時間は、変更される可能性があります。)
11:06〜 流しの洋裁人 原田陽子「流しの洋裁人 洛中へ」
11:22〜 京都光華高等学校 山本望乃「京抹茶マンスリー・アラカルト」
11:38〜 今西 賢「京刃物の技術を用いた海外向けナイフの開発」
11:54〜 kyo kuge 久下皓三「kyo brush 〜京都発の化粧筆〜」
12:50〜 Ken MAKIE Studio「彩輝光」大町憲治「漆工芸 伝統の技と新素材・新技術との融合」
13:06〜 (株)イマジン 「障がい者アートによる壁紙プリント普及事業」
13:22〜 【en】projectエン・プロジェクト猪鼻一帆「[en]project エン・プロジェクト
13:38〜 (株)Yumegurashi 「工芸を陳列・販売する客室と工房探索ツアー」
13:54〜 歌垣風呂推進委員会 代表 陸奥 賢「風呂を短歌で男女の出逢いの場に!歌垣風呂」
14:10〜 日本天鵞絨工業(株) 「地域資源を生かして「天然染織物」を作る
14:34〜 PLAYSPACE合同会社「パフォーマンスを軸に創造発信拠点を京都で」
14:50〜 クリスタルローズ 西野友香子「食用絵柄金箔の海外への販売促進と日本展開」
15:06〜 移動する竹村商店「新焼き芋屋さん」
15:22〜 (特非)TOSSいちばん星 「エジソンになろう!八幡竹でのランプ作り」
15:38〜 (株)京都絞美京 「京鹿の子の伝統技法と最新3D技術の融合」

記念講演会「不便を活かすデザイン」講師:京都大学デザインユニット学特定教授 川上浩司氏
【講師プロフィール】1987年京都大学工学部卒業、1989年同大学院工学研究科修士課程修了。
同年岡山大学工学部情報工学科助手、 1998年京都大学情報学研究科助教授、2007年より准教授、2014年同大学学際融合教育研究推進センター(デザイン学ユニット)特定教授。 博士(工学)。
著書に『不便から生まれるデザイン』(化学同人、2011年)。計測自動制御学会論文賞(1991、2003、2013年)、ヒューマンインタフェース学会論文賞(2010年)、自動車技術会論文賞(2014年)受賞。>



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