こぐれ日録 KOGURE Diary 2017年8/28〜9/3


こぐれ日録1073 2017年8/28〜9/3A

8/28(月)

大学に行き、まず、那智勝浦インターンシップについての新聞記事(熊野新聞、紀南新聞)などを印刷。
関係の教職員に配布しておく。企画広報課は新聞そのものが欲しいということなのでキャリアセンターに渡す。

午後から2つ会議。18時からも会議。
校務ばかりだったので、車内で読んでいた新書をメモしておく。

矢部宏治(やべこうじ)『知ってはいけない―隠された日本支配の構造』(講談社現代新書、2017.8.20)。
p259 「ウラの掟」=安保法体系と密約法体系
?日本の国土を自由に軍事利用できる権利(基地権)
?戦時には自衛隊を自由に指揮できる権利(指揮権)
この法的な米軍従属関係を構造的に支えているのが
?日米合同委員会
?最高裁(砂川判決)

p202 1951年、平和条約や旧安保条択と同時に交わされた「吉田・アチソン交換公文」という名の条約
p205
<この条約(吉田・アチソン交換公文)は安保改定を経て、現在に至るまで効力を持ち続けています。信じがたいことに、日本のあいだには「日本が占領下で行っていた米軍への戦争協力」を、今後もずっと継続するという法的な関係が、21世紀のいまもなお存在しているのです。
<つまり「戦後日本」とは、そのスタート時点から現在までずっと、米軍の戦争を支援する法的な義務を負った国なのだということです。>

【参考】
なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟(矢部 宏治) | 現代ビジネス | 講談社
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52466 より
<私たちが暮らす「戦後日本」という国には、国民はもちろん、首相でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が数多く存在し、社会全体の構造を大きく歪めてしまっているという。
たとえば2016年、安倍晋三首相による「北方領土返還交渉」が、大きな注目を集めたが、日本での首脳会談が近づくにつれて事前交渉は停滞し、結局なんの成果もあげられなかった。なぜ、いつまでたっても北方領土問題は解決しないのか。はたして、この国を動かしている「本当のルール」、私たちの未来を危うくする「9つの掟」とは?
『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』の著者・矢部宏治氏が、「戦後史の闇」を解き明かす。>


8/29(火)

今日も校務。
蒸し暑くなり、昨日より早く帰る。
読み終わった小説。逢坂剛『?(のすり)の巣』2005年、集英社文庫、2002年単行本。
<素行の怪しい警視庁公安部女性刑事を調査中の特別監察官・倉木美希と探偵・大杉良太。そして暴力団がからむ事件を追う新聞記者・残間龍之輔。やがて三人の前にたちはだかる事実とは。<百舌>シリーズ第5弾!>
<暴力団員が殺され、拳銃や麻薬が奪われる事件が相次いで起こった。巻き込まれた私立探偵・大杉良太は「ノスリのだんな」と呼ばれる犯人を追い始める。一方、特別監察官の倉木美希は、警察内で派手な異性関係の噂がある美人刑事を、要注意人物としてマークしていた。妖艶でしたたかな女―。彼女と暴力団の事件は意外な繋がりを見せ、巨大な陰謀が姿を現す…。>

レンタル中古DVDで『劇場版MOZU』。結構騒がしく汚い感じがするのと、原作とは関係ない「だるま」とかが全面に出て、登場人物だけ知っているけど・・・という感じ。WOWOWテレビを観ていることが前提なのかも知れない。

羽住英一郎『劇場版MOZU』2015年、116分。
脚本 仁志光佑
原作 逢坂剛「百舌」シリーズ(集英社文庫)
出演者
西島秀俊、香川照之、真木よう子、池松壮亮、伊藤淳史、松坂桃李、伊勢谷友介、阿部力、杉咲花、マーシュ彩、長谷川博己、小日向文世、ビートたけし
<公安部エースの倉木は妻の死の真相に辿り着き気力を失い、捜査一課の大杉も警察への不信感を強め退官し探偵事務所を開いていた。倉木が妻の死の真相に辿り着いてから半年が経ったある日、とあるテロ集団による高層ビル大規模強盗・脅迫事件とペナム大使館襲撃事件が同時に発生し、倉木と大杉はかつてともに捜査をしていた明星とともに事件に巻き込まれ、この事件を捜査していくことになる。捜査を進めるうちに、この事件には「ダルマ」が大きく関わっていることが分かり、架空の国「ペナム」を舞台に「ダルマ」の正体を追っていく。>
制作会社 ROBOT
製作会社 『劇場版MOZU』製作委員会
配給 東宝


8/30(水)

今日の校務は、草津から。
少し日差しはあったが、去年よりは日焼けが少なくて済みそう。
大学で夕方会議。さまざまな課題がある。
ハードとソフト、そしてヒューマンウェア。調整。

帰って、上方落語の会、NHK。若い人(桂團治郎さん)もなかなかに面白い。
桂坊枝さんの「火焔太鼓」。下げ(落ち)が、半鐘じゃなかったのですこしびっくり。

桂團治郎(かつら・だんじろう)
團治郎さんは1988年、大阪府吹田市の生まれ。2009年4月に米團治さんのもとに入門した一番弟子です。背が高いハンサムボーイで、はなし家としてだけでなく、商業演劇の舞台で役者としても活躍中の若手です。お聞きいただきますのは現代の親子関係を描いた『桃太郎』です。(小佐田定雄)
「桃太郎」(ももたろう)
父親が息子に「桃太郎」の話を聞かせて、寝かせようとする。昔の純朴な子どもなら、素直に聞いていただろうが、きょうびの子どもはそうはいかない。話の腰を折っては、理屈っぽい質問を投げかける。あげくの果てには「お父ちゃんの言い方では作者が泣く」と言い出して…。

桂坊枝(かつら・ぼうし)
坊枝さんは1960年、大阪市の生まれ。
1983年3月に小文枝時代の五代目文枝師匠のもとに入門しました。元気いっぱいの「ええ声」の持ち主です。陽気な奥さんと美人の娘さんたちに囲まれた、幸せいっぱいの「おとうちゃん」です。
お聞きいただきますのは、江戸落語を上方に輸入した『火焔太鼓』です。(小佐田定雄)
「火焔太鼓」(かえんだいこ)
お人好しで商売気の無い道具屋。おまけに恐妻家で、しっかり者のカミさんの尻に敷かれっ放し。今日も市で汚い太鼓を買ってきて、女房に小言を食っている。ところが、この太鼓に買い手がついた。太鼓を買おうという、大名のお屋敷に行ってみると…。

【参考】
上方落語の会▽「桃太郎」桂團治郎▽「火焔(えん)太鼓」桂坊枝 2017.08.25 ? Mediacrit
http://o.x0.com/m/562909


8/31(木)

経営学科に新しく赴任したフィリピンの先生と椥辻駅で一緒になる。
岩屋神社に入ったことがないということで、参拝。ついでに、摂社のシステムとかちょっと説明。外国の方に神道の話をするのはなかなかに難しい。お寺との違いも質問されたので、川崎大師京都別院笠原寺へも案内。住職さんと挨拶.

この夏休み期間、那智勝浦インターンシップ案件といままさに関係している学生支援課のサークル関係、そして、特別の事案があり、結構、大学に関係してきた。
前期の授業の袋を整理して、後期のために空っぽにする。
15回分きちんとペーパーを作ったはずだったのに、一回分、ナンバーリングを飛ばしていたことにいまさら気づく。まあ、ちゃんとやったはずなので問題はないけど。他の科目では、同じナンバーになってしまい、口頭で直してもらったことがあったが、飛ばすとちょっと失念するんだわ。

京都市の小学校などはすでに2学期。調べてみると、以下の通り。

平成29年度 京都市立小学校長期休業期間 http://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000156775.html
だいたいは
夏休み 7/22 (土) 〜 8/24 (木)
冬休み 12/23 (土) 〜 1/8 (月)

例外
凌風小 7/21 (金) 〜 8/24 (木)  12/23 (土) 〜 1/4 (木)
花背小 7/22 (土) 〜 8/27 (日) 12/23 (土) 〜 1/8 (月)
宕陰小 7/21 (金) 〜 8/24 (木) 12/23 (土) 〜 1/8 (月)

大阪市も8/25から2学期のようだ。
昔は、全国だいたい9/1から2学期で、寒いところだけが例外だったように思うが、週休二日制とかの関係でこうなりつつあるのかな。

八幡市の小学校を検索してびっくり、京都府内では八幡市だけ2学期制を取っていた(京都市でもかつては2学期制になっていたが、3学期制に戻すことになっているので、八幡市だけかつての流行のままなのかも知れない)。だから前期後期の開始ってなっている。

京都市を除く京都府内の小学校の授業開始日の統計を見ると、
8/24が1校、8/28が68校、8/29が50校、8/30が35校、8/31が10校、9/1が45校となっている。


9/1(金)

今年の6/7に、前田司郎(五反田団主宰、1977.4生)さんの岸田國士戯曲賞(2008)受賞作、『生きてるものはいないのか』をドキドキぼーいず@アトリエ劇研で観て、映画もあるんだと思って買っていた( http://kogure.exblog.jp/237080677/ )。
石井岳龍(石井聰互から改名したの寝、1957.1生)『生きてるものはいないのか』2011年製作、2012.2公開。113分。
ようやくそのDVDを鑑賞。舞台よりもずっとゆったり。ゆったりというかもどかしくて、冴えない日常そのもの。おしゃれな大学生活の装置なのだけれど(神戸芸術工科大学がロケ地なのは、石井監督がそこで教えているからだろう)。

参考 「映画的・絵画的・音楽的―映画を見た後にネタバレOKで映画を、展覧会を見たら絵画を、など様々のことについて気楽に話しましょう。」http://blog.goo.ne.jp/barriosmangre/e/63ef65770e95e12963a7adefaad71ab2 より引用
<この映画は、『ヒミズ』で一躍世界的に注目されることにもなった染谷将太が主演する映画だということで見に行ってきました。
 物語(注1)の舞台は関西方面にある大学構内で、はじめのうちは、学生たちが食堂とか校庭などで実に他愛のないおしゃべりをしています。あるところでは、女子学生2人と男子学生とで、別れる別れない、生まれてくる子供をどうするか、といったことを巡り議論していますし(注2)、別のところでは、結婚披露宴での出し物のことなどをについて、3人ほどの学生が話し合いをしています(注3)。
 また、病院の医療事務員のところに、刑務所を出所したばかりとおぼしい男が訪れたりします(注4)。
 こうした物事の間には、余り相互の関連性がなさそうに見えます(注5)。
 そんな酷く平和で長閑な光景が繰り広げられているわけながら、驚いたことに、突然、そこにいる人たちが一人一人苦しみ出して死んでしまうのです(注6)。
・・・・・・
(注1)もともとは前田司郎氏(劇団「五反田団」を主宰)の戯曲で、映画化に当たり同氏が脚本を担当。ただ、クレジットには、さらに「脚色 石井岳龍」とありますから、この映画を製作した石井岳龍監督の手が相当加えられているのでしょう。
(注2)妊娠している女子学生は、子供は産みたいが相手の男子学生とは一緒になりたくないので、養育費を負担して欲しいと言っている模様。他方で、この男子学生が今付き合っている女子学生は、彼にお金がなく養育費など支払えるはずがないことを知っているので、生まれてくる子供を自分たちの方で引き取る、などと言い出します。
 一見すると、シビアな印象を受けますが、演じている俳優達の雰囲気や、それに、ウエイターの染谷将太に注文するのが、「アイスクリーム付きの抹茶キャラメルラテ」とか「黒糖パフェ」などというのでは、どうでもいい話をダラダラ続けているとしか見えません。
(注3)都市伝説に興味を持つ学生のサークルのメンバーのようです。中の1人の女子学生は都市伝説関係の雑誌を読んでいますが、そこには、この大学の大学病院の地下室でなされているとされる実験についての記事が掲載されています。
(注4)実は、この男(渋川清彦)は、映画の冒頭に現れ、学生に病院へ行く道を尋ねています。学生は、「あっちの方向ですが、間違えると大変です」と答えます。
なお、医療事務員は、やってきた医師にこの男を兄と紹介しますが、その医師が「お兄さんと似ていない」と言うと、「父が違うんです」と逃げます(その医師は、どうやら医療事務員に気があるために、そんなプライベートな質問をするのでしょう)。
(注5)ただ、その出し物を相談している結婚披露宴とは、どうやら、別れる別れないを相談している学生たちを巡るもののようです(上記「注2」で触れた男子学生と、彼が今付き合っている女子学生との)。
(注6)上記「注3」で触れた雑誌を読む女子学生は、他のメンバーが、披露宴での出し物の練習をしに体育館へ行ったにもかかわらず残っていたところ、突然咳き込み出して倒れて、あっという間に死んでしまいます。これが、この映画における大量死の始まりとなります。
 また、上記「注5」で触れた結婚する予定の学生たちに関しては、まず男子学生が倒れた後、それを見た女子学生が、「大好きな夫の隣で死ねるの、それだけでもよかった」と言って遺体の側に倒れ込みます。としたところ、そこにやってきた病院に入院している若い女性患者が、その女子学生に馬乗りになって首を絞めて殺してしまいます。ウエイターの染谷将太がとがめると、「苦しがっていたから」とアッサリ答えます。>


NHK「日本人のおなまえっ!」の録画を観ていると、鬼がつく名前も出ていて、悪や魔、不死原も興味深かったが「鬼」がもとは「モノ」だったということなどをふと思い出して、随分前に斜め読みしていた『日本の社会史第2巻境界領域と交通』(1987年、岩波書店)所収の、高橋昌明「?境界の祭祀―酒呑童子説話の成立―」をちゃんと読んでみた。

蝉丸神社(蝉丸と逆髪との近親相姦的対)のこと、琵琶のこと、地蔵盆のことまで触れてあって、山科と大津の堺なので、結構関係する話やなと思う。モノ、モノノケ
⇒視覚化(四堺祭などによる儀式の影響)の「オニ」化。+ 疱瘡(天然痘)をもたらす疫鬼故の皮膚の赤さ。
丑寅(ウシトラ)の方角とオニが絡んで今のオニのツノとトラの褌に。

人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!
http://www4.nhk.or.jp/onamae/x/2017-09-04/21/20958/2291017/
<日本の最強名字は誰だ!?全国には、名字に「死」「悪」「魔」など迫力ある文字を持つ人がいる。その由来を徹底調査すると、番組初、とんでもなく奇妙なルーツを持つ人物に遭遇。なんと、自分は「鬼の末裔(えい)」だと言うのだ。調べてみると証拠が次々と…。山岳地帯に千年以上も暮らしてきたその一族の名字は!?ミステリアスな展開はついに、現代の私たちが知らない「鬼」の姿を浮き彫りにする!>


9/2(土)

音楽とダンスの共同製作
即興戯曲「飛ぶ教室は 今」Ver.NADA (子どもたちとかつて子どもだった大人たちへ)
@神戸市立灘区民ホール(大ホールで510席。今回は額縁舞台を締め切り、フラットな床面にして、奥に少し客席を残す四面舞台状態。それ以外にもパイプ椅子で三面にも客席あり。そこに、子供たち12名が座る。最後に登場することになる。18時すぎから19時8分まで。

高瀬アキさんの即興ピアノ。最初や最後、楽しい集団ダンスのときは、メロディアスでリズミカル。即興性はそのときは押さえられている。バスクラリネットとクラリネットのルディ・マハール、トロンボーンのニルス・ヴォグラムは比較的若い。トロンボーンのジャズ即興って珍しい気がする。最後の方で、垣尾優さんがニルスさんに絡んで、おんぶになったり邪魔したりと会場は爆笑。

垣尾優さんは、乱暴な少年そのもの。それ以外はそんなに明確なキャラクター化ではなく。
岡登志子さんのソロは、最初は優しい監守かと思ったり、いや、なかなか勇気を出せない少年に見えたり。
7名とか6名で揃って動く時、ピナ・バウシュのシアトリカルダンスのあるシーンが重なる気もするし。
ワークショップをした子供たちは、まずは手拍子と言葉遊びのリズムで参加。そして、ステージエリアに登場。ポーズ。

客席にも若い人たちが多く、コンテンポラリーダンスや即興音楽ってそんなに気難しく敷居が高くもなく、でも、型にはまったストリートダンスやロックなどとも違うということに何となく気づくきっかけになりそうで、いい企画だなと思った。一人、気難しい先生役なのだろうか、ダンスするのにはふさわしくないサラリーマン衣装でもじょもじょ。書類運びの鞄。

帰り、コーヒーの試飲。地元の株式会社Amadeus。ダルマイヤーコーヒー「プロドモ」を買う(ミュンヘンの老舗だそうだ)。

http://nadakuminhall.net/event/%E5%8D%B3%E8%88%88%E6%88%AF%E6%9B%B2%E3%80%8C%E9%A3%9B%E3%81%B6%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%81%AF-%E4%BB%8A%E3%80%8Dver-nada/
子どもたちと、かつて子どもだった大人たちへ贈る
「音楽家×ダンサー×子どもたち」のキセキの二日間!
構成・演出 高瀬アキ 岡登志子
振付 岡登志子
音楽監督 高瀬アキ  舞台監督 大田和司  照明 岩村原太
出演
ピアノ/高瀬アキ
バスクラリネット/ルディ・マハール
トロンボーン/ニルス・ヴォグラム
ダンス/岡登志子 垣尾優 橋本正彦 斉藤成美 伊藤愛 糸瀬公二 桑野聖子 文山絵真 井筒麻也 中村萌 住吉山実里
<世界30か国語以上に翻訳され、今なお世界中の子どもたちを魅了し続けるドイツ児童文学の最高傑作「飛ぶ教室」が、音と動きを中心としたライヴ作品としてよみがえる!
即興戯曲「飛ぶ教室は 今」は、エーリッヒ・ケストナーの原作に魅了されたドイツ在住の音楽家 高瀬アキと神戸出身の舞踊家 岡登志子が、目と耳と心で感じ取る“新しいスタイルのパフォーマンス”として再構築寄宿生たちがクリスマス休暇直前に繰り広げる、“数日間の心温まる物語”というだけでなく、「子どもの悲しみ」や「知恵と勇気の意味」を盛り込んだ原作のエッセンスが、「音楽家×ダンサー×子どもたち」によって繰り広げられる、キセキの二日間!>


朝晩がすずしい。午前中、近くを散歩。
東高野街道の起点。石碑が整備されている。
趣のある家も多くていい散歩道なのだが、旧山科三条商店街道と同じく、車が多い。
洋風の一軒家風葬儀施設もあったりする。

善法律寺、正法寺と辿る。正法寺の男山側の出口から出て、すこし言ったことのない道をいくと、さくら近隣公園、そしてこども動物園(無料)。大きな釣り堀もあった。
この公園には、旧日本住宅公団による男山開発のモニュメントもあった。

達磨堂圓福寺に行こうかと思ったが、すこし遠く感じてまた断念。もうすこし余裕があるときにチャレンジしよう。

9/3(日)

午前中校務。かなりくたびれる。
でも、京都芸術センターの中庭で、子供たちが建築物で遊んでいるすがたを見て少し癒やされる。
ドローンを飛ばしていた人もいた。

建築Symposion−日独仏の若手建築家による−http://www.kac.or.jp/events/21717/
かげろう集落〜日独仏6組の若手建築家による、9日間だけの仮設空間
【展示作品】
ドットアーキテクツ:「町家の滑り屋根」「散水塔」
加藤比呂史:「人々をこの場所を織りこむ、落書き」
島田陽:「屋根すべり廊下で昼寝」
スヴェン・プファイファー:「危ない遊び場」
ルードヴィヒ・ハイムバッハ:「形のない悦楽のフロート」
セバスチャン・マルティネス・バラ/バンジャマン・ラフォール:「フォリー、ウェルカミング・ルーフ」

この運動場を使った「かげろう集落」は今日までだったが、東アジア文化都市2017京都、アジア回廊現代美術展は10/15まで。二条城は有料だが京都芸術センターは無料。映像が多い。

帰って、録画していた藤井聡太さんの将棋を見る。
そのあと、妻が楽しみにしている「ごめん、愛してる」の前に録画していた、講談と落語をチェック。
一龍斎貞水「宗悦殺し 真景累ヶ淵」、三遊亭遊三「船徳」。

河内音頭よりもまだ江州音頭の方が触れる機会があるのは、滋賀とのご縁があったからだろう。
八尾市や千早赤坂村。意外と大阪府の東、河内国について知らない。
この2006年の河内音頭のドキュメントは、興味深いものだった。
河内音頭の一つ、ヤンレー節を担う鳴門家寿美若さんが、大阪市の現業職員(公園の主任)で、音頭取りをした翌日も、二日酔いやといいながら公園の木の伐採をしたりしている。お弟子さんが韓国人の女性だから「岸壁の母」を授けたり、太鼓を見に行ったり、暮らしと地続きの強みであるアマチュア性の意味を伝えていた。新聞読みとか説経節(俊徳丸)とか、河内音頭が、浪曲はもとより、中世の浄瑠璃がたり、そして説経節までも守備範囲なんだとすこしその世界の面白さを垣間見た気分がした。


NHKプレミアムカフェ 熱狂!河内音頭 ヤンレー節 鳴門家寿美若の夏 2017年7月26日(水) 午前9時00分(120分) https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3599/2325140/index.html
<ハイビジョン特集 熱狂!河内音頭 ヤンレー節 鳴門家寿美若の夏 (初回放送:2006年)ヤンレー節で知られる鳴門家寿美若一門に密着、庶民の芸能として日本の夏を盛り上げてきた河内音頭の魅力に迫る。
【ゲスト】朝倉喬司,【出演】鳴門家寿美若,村井市郎,鉄砲光丸,岩井梅吉,鳴門家寿恵美,【語り】中西和久,【スタジオゲスト】藤本愛,加藤優子,【スタジオキャスター】渡邊あゆみ

Yoshiepen’s Journal > 2017-07-27  http://d.hatena.ne.jp/yoshiepen/20170727/p1
<このNHKの放送では、河内音頭中のヤンレー節伝承者、鳴門家寿美若さんを取り上げ、河内音頭の夏の陣を追う。河内音頭とひとくくりにするけど、実は色々な郷土民謡が流れ込んで、一つの大きな流れになっていることを知った。
 大衆演劇で『河内十人斬り』を見るまでは、ほとんど知らなかった河内音頭。その時々の事件を歌に歌い上げるという芸能の形は人形浄瑠璃にも見られる。実際の事件、それものどかな田園地帯では衝撃的な事件だった「十人斬り事件」。それをすぐさま音頭にして歌ったのが「河内十人斬り」。「事件」が持つ即興性は、河内音頭の長い伝承の蓄積、プロトタイプの中に組み込まれ、なじまされつつも、別の色合いをプラスして歌われる。それがまた伝承の大きな流れの中に解消されて行く。
 この番組は鳴門家寿美若という河内音頭の伝承者、実演者を通して、日本の芸能の中にしぶとく、強く、脈々と残ってきた伝統芸能のあり方に迫っている。河内音頭夏の陣を仕切る彼の実生活にまで入り込んでの取材。鳴門家寿美若という一人の伝承者が彼個人だけではなく、その環境、地域の歴史的なもの、いわば地霊のようなものを背負って、出てきたことが見る側に伝わってきた。その地霊は、私たちがそれぞれに抱え込んでいる地霊と共振して、心がざわざわする。私も例外ではなく、波打つ心を抑えられなかった。>

【参考】
メモ<http://park16.wakwak.com/~yao/ondo-rekisi.html
河 内 の 音 頭
 現代の河内音頭というと菊水丸や鉄砲節などでお馴染みのリズムある浪曲音頭が全盛であるが、その流派は地元では百派千人あるともいわれ夏ともなると大阪府下はもとより東京の錦糸町あたりでも盛大な河内音頭による盆踊りが開催されている。
河内音頭のヒストリー
<現代の河内音頭は江州音頭(ごうしゅうおんど)の変化したものであるというのが定説である。
 その江州音頭というのは、天正十四年七月十七日、滋賀県犬上郡豊郷村の千樹寺が再建され、その落慶法要が営なまれた際。住職の根誉上人が余興として参拝の人たちに、経文を面白く節付けして歌い、それに手踊りまでして見せたのが、人気を呼ぴ、これを習って人々が踊るようになり、年中行事となったということである。
 これは経文に節付けをした念仏踊りであった。これが江戸時代に入って、初期には宗教から離れ、俗化して、歌祭文として門付けの芸人達が歌うようになった。
 江州音頭は、門付け芸人の歌祭文より生まれたが、明治初年頃に滋賀県八日市の市場町に住んでいた通称「歌寅」と言われた西沢寅吉という歌好きの人が、市場町に古くから伝わっていた踊りやクドキ文句に歌祭文をミックスして、独得のクドキ、つまり音頭化して今日の江州音頭が産まれた。
・・・
 同時期、河内の音頭も北河内に「歌亀」が義太夫節の文句に節付けして歌い始めた「交野節」がうまれ、その後、南河内には明治26年に富田林町の人力車夫「岩井梅吉」が従来の音頭に派手な江州音頭の節を加味して大太鼓を用いて早口、流し、改良、平節などという12種類の唄い方を使い当時の事件「河内十人切り」をよみこんだ。
 これが流行を呼んで河内音頭といえばこれを代表するもののように信じられるようになった。
 浪曲のほうに目を向けると、明治39年には、九州から彗星の加く桃中軒雲石衛門が現われて、義士伝を美声と特殊の節回しで語って大衆を魅了し、同四十一年に大阪から吉田奈良丸、東都から京山小圓が上京して、関西節の艶麗さを加えて、非常な好評を博した。
 明治から大正に入り河内音頭の世界でも、この関西節の京山幸枝の節を多分に採り入れ、昭和初期には大阪、平野の初音家太三郎さんの「平野節」がうまれたが、一般にはこれも河内音頭とよばれ現代の河内音頭の母胎がほぼ出来上がると言える。
 戦後、河内音頭の知名度が一躍全国レベルにまで高まって行ったは、その初音家の稽古場に出入りしていた鉄砲光三郎が「鉄砲節」という名でレコードをだし、つまり現在の河内音頭(新河内音頭 鉄砲節)が生まれたのである。
 この鉄砲光三郎による鉄砲節「民謡河内音頭」が昭和30年代に流行歌としてヒットを飛ばし河内音頭イコール鉄砲節と日本中に認知させてしまった。
 その後も三味線と太鼓の伴奏に時代とともにエレキギターなどが加わり、パーカッションやシンセサイザーなども取り入れ、現代のワールドミュージックと呼ばれる音楽に変化しているのは衆知の事実であり、八尾出身の河内家菊水丸が現代の河内音頭「カーキン音頭」をTVCMで全国に認知させたのも記憶に新しい。
 今後も、時代の変化とともに「河内の音頭」は変身を続け、伝統や古典を無視した進化する日本の民俗芸能の一端を担いつづけることであることを願っている。>


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