こぐれ日録 KOGURE Diary 2002.11



196) 11/15〜11/17

11/15(金)

この前のこぐれ日録195(11/11〜11/14)は比較的余裕を持ってあれこれ書き込めたんですが、この196(11/15〜11/17)は仙台出張のために、時間が決定的に不足していますので、ほんとに簡単にメモります。でも、充実した週末でした。

ということで、この日は松本茂章さんと一緒に仙台へ飛行機で出かけ、いつもながらの珍道中をして(真夜中の弥次喜多ほど濃密ではないですが)、無事一日を終わりました。

夜が来るのがとても早いというのがまず仙台の印象で、だから演劇や映画の愛好者が日本の中で相対的に多いのだろうと思いつつ、エルパークで行われた「仙台演劇祭2002シンポジウム-2『これからの仙台演劇界』」(仙台市の志賀野文化振興課課長が司会)を聞きました。

そのあと、打ち上げに「あべひげ」へ。ここは札幌にも芝居人御用達のいい飲み屋がありましたが、同じようにいい感じ。サンマのつくりとかもでて、つい、IQ050+丹野久美子を楽しんだ東京時代(10月劇場さんは大阪で一度だけ観ただけで噂ばかりでしたが)を思い出したりしました。

11/16(土)

寒いけれどきれいな朝。土井晩翠の家や良寛の茶室、そして青葉城の付近への散歩。宮城県立美術館もほんとに久しぶりです(いつも案内を送っていただいてばかりでした)。最後には道が分からずにトラックの運転手さんに訪ねるとホテルまで送っていただいて、とても助かりました。仙台の人はみんな道を教えてくれるし親切。

何もお礼ができないので、こちらは赤信号でも歩行者は横断してもいい(自分の目で確かめ責任は自分で取る)という大阪における自主的な精神に基づく生活文化を実践して少しは仙台文化に貢献しようと、じっと青になるまで待っている仙台市民の横をさっさと通り過ぎてお礼の替わりにしました。

タクシーで15分ぐらいで、日本アートマネジメント学会第4回全国大会「文化経営の再生」の会場につきました。せんだい演劇工房10-BOX。設計した坂口さんに案内してもらいましたが、その様子などはきっと一緒に行った松本さんがレポートしてくれるでしょうから、それを待ちましょう。

ただ、簡単にメモると、既存の施設の改修も含めて工事費1.4億円。とてもローコストで作り、仙台演劇人(82、3の劇団があるということです)に安く提供する稽古場です。チラシの共同挟み込み場や演劇資料室、美術制作室などがあります。ただ、色々と自然の試練とも闘う必要があって、やわでなはない演劇がここから生まれることを期待したいと思いました。だって、仙台は演劇的にはかなり恵まれた行政支援があるんですから。

学会内容もJAMのなかでいろいろ報告があるでしょうから省略。終わると21時半がすぎて、まる1日、話を聞いていました。少しは自分もしゃべりましたが、発表を黙って聞く(いろいろつっこみたくなるのをぐっと押さえて)のはなかなかに難しく、修行が足りないなあと思った次第。終わってから、山崎事務局長の行きつけのほっこりした居酒屋で打ち上げ。

11/17(日)

今日あった山科青少年活動センターでの京都町内会バントのライブには、うちのアーツリボンゼミの二人が裏方をしたそうで、その二人(荒井さんと鈴木さん)はぼくに羨ませるような掲示板書き込みをしてくれたりして、なかなかに頼もしい。また、2回生の川上さんもOBPアーツプロジェクトで企画されているPA講習会の中心にさせてもらっているようで、それも楽しみなこと。

さてぼくは、8:35仙台発の飛行機で伊丹へ。いったんお土産などを置きに自宅に戻ってから、アトリエ劇研で、ベトナムからの笑い声『ゴッドバザー』を楽しむ。14:05〜15:36。役者の親父さんがビデオで出ていたのが特に面白かった。作/黒川隆(彼の親父さんなのか?)、演出/ジラフ教授。

地域文化行政論を文化財学科で唯一取っている学生がこのお芝居を観ていて、どうレポートしようかと悩んでいた。丸井重樹さんの前説などの機微を書いたりしたら面白いんじゃないかな。周囲の住宅街への気づかいとかね。

4つのシュールステージはみんな面白かったが、やっぱり「将軍馬」の作り物(宮崎宏康)は復活してもらって嬉しい。「まんが坂」のラジオとのやりとりも美味しくエロい(ラジオでエロくなるという手もあったかも知れないが)。そのマンガ作品が、最後の「アントニオ009」へと来るわけで、ええよね。というわけで「ドカベン狂の詩」が自分には知らないことが多すぎてちょっと印象が薄い。

ものすごい手抜きのレビューですんませんね。

このあと、えるび2回目、ちょり君とR君とはなの3人、若手ナイト。moというカフェ(心斎橋からでもけっこう近かった)はお犬様も一緒のカフェ。上田假奈代さん司会/指導で、小暮はなも、歌以外にも折り紙をしたりしてなんとかやっていた。「みちくさ」という3曲目は、仙台にぼくが行く前は「浮かぼうか泳ごうか」という暗い歌の予定だったものを、昨夜に急きょ作った作品。肩に力が抜けて手拍子ももらえて、こんなのもありかも知れない(伴奏が「黒と白のダンス」にそっくり)。

でも、外泊するときはメールするんだよ、はな!!。


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